高津消防署と高津警察署は大規模事故を想定した合同訓練を10月27日にKANTOモータースクール溝ノ口校で行った。当日は高津消防団や川崎市の災害指定病院(DMAT)である日本医科大学武蔵小杉病院も参加し、互いの連携具合などを確かめた。
今回の訓練は異なる組織による情報共有や災害対応力の向上を目的に行われた。想定は薬物中毒者による軽自動車の暴走で、重軽傷合わせて10名の傷病者が出たというもの。はじめに警察官二人が事故現場を確認し、消防署への通報や交通規制を実施。その後、救急車などが到着し、医師や消防隊員らによって傷病者が傷の程度に応じて応急処置や搬送の順序を決められ、救護活動が行われた。
同病院救命救急センターの松田潔センター長は今回の隊員の動きを評価しつつ「今回は消防隊のみ対応本部を設けたが、より迅速で手厚い対応のために、警察も本部を作り本部同士の連携を確かめる必要がある」と今後の課題を述べた。
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