川崎市内の研究者や技術者の交流を図る「第35回かわさき科学技術サロン」が11月28日、区内坂戸の株式会社ミツトヨとかながわサイエンスパーク(KSP)で行われた。市が主催したもので、当日は市内企業や大学の関係者ら100人が集まり、ミツトヨの測定技術などが紹介された。
前半は精密測定機器で世界的にも大きなシェアを占める同社の最新機器や歴史を学べる博物館を見学。対象物に触れずに大きさを測定できる画像測定器などが紹介され、参加者からは「デジタルメーターの数値をどのようにして正確に合わせているのか」といった質問がなされるなど強い関心が寄せられた。
後半は同社の坂井知峰取締役常務執行役員による「長さを測る歴史と最先端の計測技術」と題された講演が行われた。その後は自由交流の時間が設けられ、参加者は互いの技術を紹介し合うなど交流を深めた。
サロンの参加者で、中小企業のコンサルタントを務める石井政夫さんは「半導体など、薄いものの測定に興味があった。たくさんの技術者が集まっているので、ここから新しい発明が生まれれば面白い」と感想を話した。
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