人身交通事故 増加件数市内ワースト 1月の発生件数
中原区内で1月に発生した人身交通事故が昨年の34件から50件に増加(増加率47・1%)し、増加件数が市内でワーストだということがわかった。自転車と二輪車が関係する事故が特に増加している。
自転車関係の事故は昨年の6件に対し、今年は17件と約3倍に増加。交差点での一時停止違反など交通ルールを守らなかったことが主な原因だという。二輪車関係の事故も昨年の12件から19件に増加している。(※関係事故とは自転車等が当事者として関係する事故を指す)
通学時間帯に朝の声がけ運動を実施するなど警察関係機関や区内の市民グループらの積極的な活動もあり、20歳未満の事故が減った一方で、20歳以上は増加。中原警察署交通課では「『車の方が気にしてくれるだろう』という思い込みを持ったり、自転車を長年乗っていて安全意識が緩むなど、慣れが原因」と話す。
地域別でみると、昨年に続き木月が最も多かった。信号のない交差点が多く、安全確認を怠っている人が事故に遭っているとのこと。
交通課では「昨年の横須賀線武蔵小杉駅開業から人が増え、周辺で自転車の列も見られるようになった。自転車も乗れば車と同じなのでルールを守って走行してほしい。署でも対策として、パトカーの赤色灯を点灯しての走行や交差点などでの安全運転の呼びかけなどを強化している」と話していた。
なお、県内の人身交通事故件数は減少しているが、川崎市内の発生件数は前年比11・2%増となっている。
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4月26日
4月19日