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中原区版 公開:2012年2月24日 エリアトップへ

第18回外国人市民による「日本語スピーチコンテスト」で最優秀賞に輝いた 金 一弋(きん いい)さん 区内井田杉山町在住 28歳

公開:2012年2月24日

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世界との架け橋めざして

 ○...川崎市内で生活する外国人が日々学んでいる日本語で、体験したことや思いなどを発表する「日本語スピーチコンテスト(今月18日・川崎市国際交流センター)」で最優秀賞を獲得した。「緊張して言うことを忘れた部分があった。一瞬頭が真っ白になったけど、自然と言葉がでてきた。学校の先生たちに心から感謝したい」と喜びを口にする。スピーチのテーマは「野球は人生?」。日本に来てから始めた野球を通じ、出会った人との交流や学んだチームワークの大切さを人生におきかえた内容を流暢な日本語でスピーチ。審査員と観客の心を打ち、大きな拍手が送られた。

 ○...出身は中国・上海。故郷で営業の仕事をしていたが、着物や歌舞伎、将棋など日本の文化に興味を持ち2年前に来日。区内中丸子の日本語学校『ロゴス国際学院』に通い始めた。「日本語は難しい」。最初はコミュニケーションが上手く取れずに苦労したことも多かった。しかし、「人の話をよく聞くようにした。『自分の日本語が間違ってたことがあったら指摘して』って日本人の友達にお願いした」と私生活でも日本語の上達に取り組んだ。

 ○...学校で勉強しながら、スーパーやファストフード店でアルバイトをする日々。息抜きは多摩川や鶴見川に行くこと。「この辺りは街が発展していながら、自然が多いのが好き」と笑顔で話す。趣味はもちろん野球。バッティングセンターは毎週のように通っていて、「バッティングでもピッチングでも考えることがおもしろくて奥が深い。人生と繋がることも多い」。

 ○...「旅行は文化の交流。旅行をして、各国の文化の違うところを見つけるのが一番楽しい」。かねてからの念願が叶い、4月からは旅行関係の専門学校に通う予定だ。将来の夢は「旅行を通じて、日本や中国と世界の橋渡しをする」こと。日本での経験や学んだ語学を活かし、交流の架け橋を担っていく。
 

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