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中原区 人物風土記

公開日:2024.03.22

「100Kmウォーク」のイベントを企画した、ブレーメン通り商店街青年部長
小林 規一郎さん
木月在住 48歳

活気呼ぶ、飽くなき探求心

 ○…湯河原から元住吉までの100Kmを一晩かけて歩くプロジェクトを初めて企画し、この日のために練習してきた仲間7人が完歩を達成。「それぞれに物語があって、ゴールを見届けた時は心が震えるほど感動した」。確かな手応えをつかみ、早くも一年後の本格実施に向け動き出している。「いずれ5千人規模のイベントになりうる可能性は十分にある」。そんな思いを共有する仲間の輪が、100Km圏内で広がり始めている。

 ○…戦隊モノ、歌とダンスの防犯活動、音楽バンドのプロデュースなど、数々のアイデアを生み続け、商店街に活気をもたらしてきた。「仲間との対話の中でひらめくことが多くて。いま思い描いているのは、子育て、食、防災、芸術、で商店街を盛り上げること」。「住んでいる元住吉をもっと楽しく」が、飽くなき探求心の源だ。

 ○…中学の同級生と結婚し、交際から30年以上経った今も夫婦げんかは無し。二十歳前後の3人の子どもとはカラオケやスノーボードに出掛けることも。そんな家族仲の良さは「子どもの前で父親を立ててくれる妻のおかげ」。建築会社の3代目として、社内で掲げる経営理念は「イミ(意味)デザイン」。「デザインには格好良さだけでなく、その形や素材に意味があるもの。そこを大切にしたい」。職人としての責任を胸に、あらゆる要望に応え続ける。

 ○…座右の銘は「生きるということは死ぬということ」。「人生をどういうふうに死んでいくか。後悔したくない。色々と経験して、冒険もして、やりきって死に終えたい」。スポーツもアウトドアも「楽しそうなことは全てやった。でもまだやりたいことがある」。貴重な人生を自分のため、家族のため、地域のために注ぎ続ける。

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