中原図書館新規登録者 1ヵ月で昨年度の2倍超 利便性の向上などが要因
リニューアルオープンから1ヵ月で、中原図書館の新規登録者数が昨年度1年間の2倍以上にあたる1万1千人を超えた。利便性の向上に加え、蔵書数の拡大、機能の充実という3拍子が揃った効果と見られる。
中原図書館によると、オープン初日の入館者数は9893人で4月30日までに約16万7千人が利用。そのうち、本を借りるために必要な貸出カードの発行手続きを行った新規登録者数は11018人で、昨年度(2012年4月〜13年3月※1〜3月は臨時窓口開設)の1年間で登録した4885人の2倍以上となった。
主な要因の一つは、利便性の向上だ。12路線に直通するターミナルの武蔵小杉駅に直結し、ショッピングモールとも隣接。また、平日の閉館時間を従来の19時から21時に延長したことで「ビジネスマンや学生の利用者が増えている」と同館では話す。その他、市内最大の広さと所蔵数、閲覧席やインターネット席などの機能充実も利用者増に繋がったと見られている。田辺館長は「新規登録者数は予想以上。貸出冊数も1日平均が昨年度の約2倍で、好調な滑り出し」と話している。
また市内の他の図書館では、地理的条件や規模、職員数などに限界があり、利用者増に繋げるような環境改善は難しいという。しかし、無人カウンターに本を置くだけで貸出手続きができる「自動貸出機」を今秋に市内全図書館に設置し、本の貸出の効率化を図る。
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4月26日
4月19日