第28回全日本ライフセービング種目別選手権大会が6月に愛知県南知多町の内海海岸で開催され、区内在住の出木谷啓太さん(27歳/苅宿)が2種目で、森新太郎さん(22歳/市ノ坪)が1種目で優勝した。
同大会は、ライフセーバーが出場する全国大会の一つで、海開き前にオフシーズンの鍛錬の成果を競う大会と位置づけられている。競技は全て救助を想定しており、今大会は男女ともにビーチ(砂浜)とサーフ(海)の全7種目が行われた。
出木谷さんは、カヤック風のボートで約300m沖の3つのブイを回りゴールをめざすサーフスキーレースと、パドルボードで約270m沖の3つのブイを回り浜に戻るボードレースで優勝し2冠を遂げた。どちらのレースも決勝ではラストに怒涛の追い上げを見せ、見事に勝利を手にした。出木谷さんは、「特にボードレースは海のコンディションを利用できていたので良かった。2冠は意識せず、1レースごとに集中して臨んだのが良かった」と振り返る。
森さんは砂浜の直線コースを90m走るビーチスプリントで優勝を手にした。「周りに学生が多い中、彼らには負けたくないという思いで挑んだ。日本代表の強化指定選手もいる中で、優勝できて嬉しい」と話す。
森さんは7月19日、20日に行われるインターナショナルライフセービングカップに日本代表として出場することが決定。「代表に選出してもらえて嬉しい。日の丸を背負う使命感、責任感を感じて感謝の気持ちを持って大会に臨みたい」と話す。
「安全に遊んで」
夏の海開きに向けてライフセーバーの仕事はこれからが本番。水辺での事故防止のためプールや海の監視活動が本格化する。2人は「水辺で遊ぶ時は、ぜひライフセーバーのいる場所で安全に遊んでほしい」と呼びかける。
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