第13回文部科学大臣杯小中学校囲碁団体戦神奈川県予選が7月10日、相模原市民会館で行われ、新城小のチームが準優勝を果たした。同チームは7月31日、8月1日に日本棋院で行われる全国大会に出場する。
文部科学大臣杯は同じ小学校に在籍している児童3人が1チームとなり、日本一を競う。神奈川県予選小学校の部は12チームが参加した。新城小のチームは山室和弥君(6年)、千葉雄太君(6年)大輝君(1年)兄弟の3人。千葉兄弟は緑星学園という多くのプロ棋士を輩出している名門の囲碁教室に通っている。山室君と雄太君は昔からの友達であり、2人や父親との対戦で実力をつけた。関係の深い、仲良しトリオだ。
3人とも幼稚園時代から囲碁を始めた。きっかけは身近に囲碁を教えてくれる人がいたという点で共通している。雄太君は祖父から囲碁を教わり、その楽しさに夢中になった。弟の大輝君はその背中を見て囲碁を始めた。山室君は父親が姉に教えていたのを見て、自分もやりたいと感じたという。
囲碁の楽しさについて、雄太君は「次に相手がどこに打ってくるか考えるのが楽しい」山室君は「自分より強いライバルに勝つと楽しい」と話す。
この大会は3人が同時に対戦し、3人中2人が勝てば勝ち。4回戦まで行われた。新城小チームは順調に勝ち進んだが、決勝で同じ教室に通う3人組に敗れた。主将の雄太君はその3人組について「読みが強い。死活(しかつ)と呼ばれる相手の石を取るための勉強をしっかりしている」と冷静な分析。「全国で当たった時はリベンジを果たしたい」と意気込んだ。全国大会は約70組が参加予定。31日の予選で8組に絞られ、8月1日に決勝が行われる。雄太君は「1日の大会に進んで上位に入ります」と気合は十分だ。
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