神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2011年10月21日 エリアトップへ

被災者招き大仏に祈り 東京と鎌倉の52人が参加

社会

公開:2011年10月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
佐藤孝雄住職と大仏へ祈りを捧げる
佐藤孝雄住職と大仏へ祈りを捧げる

 市内手広の西ヶ谷住宅に避難している被災者約20世帯を対象に鎌倉案内や交流会を定期的に開催している「柞(ははそ)の森音楽祭実行委員会(堀部隆二委員長)」は今月15日、鎌倉大仏殿高徳院で交流会を行った。今回は市内だけでなく、都内に避難している被災者も合同で大仏を参拝した。市内から16人、都内から13人、支援者23人を合わせて52人が参加した。佐藤孝雄住職のもと参加者全員で祈りを捧げた。

 その後、東京から来た子ども連れを中心に江の島へ。残った30人ほどは同院で、交流会を兼ねた会食を持った。

 合同の交流会開催のきっかけは、東京の被災避難者を支援している「東京災害支援ネット(森川清代表)」が企画した江の島観光を「NPO法人鎌倉てらこや(池田雅之代表)」が柞の森音楽祭実行委に仲介したことによる。

 東京に避難している親子は「大仏様は初めて見た。大きくてびっくり」と話し、また「大仏様をみて心が安らいだ」と話す40代の女性も。交流会の自己紹介では「いつか帰りたい。でもいつ帰れるか分からない」と出身地の話を涙ながらに語る被災者の姿も見られた。

 列席した佐藤住職は「この大仏様を覆っていたお堂も津波で倒壊した過去を持つ」と高徳院と災害について話した。柞の森の代表顧問を務める齋藤美代子さんは「大仏様の真心で穏やかな気持ちになってもらえれば」とし「今後も支援を続けていきたい」と語った。
 

鎌倉版のローカルニュース最新6

女性の心身無料で相談

16・21日

女性の心身無料で相談

保健福祉事務所 

5月5日

19日にボーダーフェス

由比ガ浜大通り周辺

19日にボーダーフェス

買い物、飲食で特典も

5月4日

1年目の利用者3870人

1年目の利用者3870人

こども相談窓口「きらきら」

5月3日

新米ドクターが始動

おもちゃ病院かまくら

新米ドクターが始動

大船で4年ぶり診療再開

5月3日

鎌女大生が絵本朗読

鎌女大生が絵本朗読

極楽寺駅で産学連携企画

5月3日

「佛教と地域社会」

「佛教と地域社会」

19日 顕証寺で講座

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook