市内在住の長谷川侑紀さん(28)=人物風土記で紹介=が10月に発表されたベストジーニスト2016の一般新人部門で、グランプリを獲得した。長谷川さんは「輝かしい賞をとれてうれしい。デザイナーという夢を叶えるきっかけにしたい」と話している。
ベストジーニストの発表は、日本ジーンズ協議会と岡山県アパレル工業組合が1984年から実施しているもの。「最もジーンズが似合う有名人」を投票で決める「一般選出部門」、その年に活躍した人などを審査委員会が選出する「協議会選出部門」、自薦・他薦で集まった応募者の中からグランプリを決める「一般新人部門」の3部門があり、長谷川さんは「一般新人部門」にエントリーした。
デザイナーを目指しドイツに留学していた長谷川さんだが、一昨年、現地で交通事故にあい帰国して療養を余儀なくされた。体調が回復したころ、インターネット上で「ベストジーニスト」の募集を見つける。「主催者が掲げる『壮大な夢を追い、希望を絶対に失わない不屈の精神』という『ジーンズ・スピリット』に共感した」と応募を決めた。
書類審査などの後はインターネットによる一般投票だったため、SNSを駆使したアピールや近隣でのチラシ配りなどに奔走。最終候補の20人に残り、審査員による面接などを経てグランプリを掴みとった。
10月11日に都内で行われた表彰式では、女優の菜々緒さんらと同じステージに立った長谷川さん。「ジーンズは、自分にとって特別な存在。素晴らしい賞をとれて本当にうれしい」と受賞を振り返る。一般新人部門の受賞者は今後、イベントへの出演など活躍の場が用意されるという。長谷川さんは「将来の夢はファッションブランドを立ち上げること。これをきっかけに目標に向かって頑張っていきたい」と話している。
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