鎌倉市議会議員選挙は4月23日、投開票が行われた。定数26に対し現職22人、元職2人、新人13人が立候補した今回の選挙戦。元職・新人合わせて8人が議席を獲得し、3分の1近い顔ぶれが変わることになった。投票率は過去最低だった前回(44・99%)を1・34ポイント上回る46・33%だった。
長嶋氏がトップ当選
6198票を集めトップ当選を果たしたのは、長嶋竜弘氏(52・無所属)。選挙カーを使用せず選挙期間中も観光ボランティアとして駅頭に立つなど、独自の「選挙戦」を展開した。
事務所も設けておらず、午後11時10分、開票結果が確定した瞬間も、市役所内の会派控室で静かに迎えた。長嶋氏は「ブログやフェイスブックに加え、独自の広報紙を発行し、市政の課題をわかりやすく伝える努力を続けてきたことが、結果につながったのでは」と振り返った。
また今後の課題として、2020年東京五輪への対応を挙げ「すでにキャパシティオーバーに近い状況のなか、渋滞などの交通問題や、外国人観光客の増加に市としてどのように対処するのか、早急な対策が必要だ」とした。
松中氏は11期目
新人の躍進が目立つなか、松中健治氏(74・無所属)は11期連続での当選を決め、存在感を示した。
「当選」の知らせを受けて、市内小町の選挙事務所で家族や支持者らと喜びを分かち合った松中氏は「選挙期間中に訴えたごみ収集の無料化のほか、愛する鎌倉を次代に引き継ぐためにも大地震や津波などの防災対策、134号線の整備による渋滞対策などに取り組みたい」と話した。
党派別では自民党、公明党、共産党が3議席ずつ、神奈川ネットが2議席、民進党が1議席を獲得した。
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