東日本大震災の被災地に植える苗木を育てる緑化支援事業「グリーンウェイブ2012〜生命の森、再び〜」(主催/森林文化協会、朝日新聞社など)が6月3日(日)、こどもの国で開催される。これは大震災の津波で被害を受けた樹林の再生を支援しようと企画されたもの。小学1年から3年生の児童200人を対象に、苗木を自宅で育てる”里親”を募集している。
この取り組みは植樹活動を通し、自然にふれ合い生物多様性の理解を深める「グリーンウェイブ」の一環。世界192カ国とEUが結ぶ「生物多様性条約」に基づき、世界中で植樹活動が行われている。
企画した森林文化協会はこの活動に2010年から参加。こどもの国への植樹は、昨年植えた河津桜に続き2回目となる。
今年のテーマは、東日本大震災の津波により流失した樹林の再生支援。小学1年から3年生を対象に苗木の里親を募集し、自宅で育てた苗木を被災地へ送る。樹種はコナラ、タブノキなど東北地方に生息するもの。苗木は3年後に回収し、小学校や公園など、被災地のニーズに応じて植える予定。
復興のシンボル植樹も
当日は苗木の配布式のほか、福島県三春町の三春滝桜の苗木10本の記念植樹式が行われる。三春滝桜は国の天然記念物に指定されるシダレ桜。福島第一原発から50キロ離れた場所で、事故後も華麗な花を咲かせたことから『復興のシンボル』とされている。こどもの国の上村恵一さんは「子どもたちの心に、震災を忘れず被災地に寄りそう思いを刻んでほしい」と話した。
現在、苗木の里親の募集を行っている。苗木に関する問い合わせは、グリーンウェイブ事務局(【電話】03・5847・7730平日午前10時から午後6時)まで。
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