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4月21日、学術大会で講演 歯科レポート 「今すべき、口腔感染症予防」
区内もえぎ野にある「山下歯科医院」の山下修院長には、実はもう一つの顔がある―。それは、POIC(口腔感染症予防)研究会の副会長というもの。20年以上に渡り、歯周病などの口腔感染症に着目し、歯科治療を進めてきた山下院長。同研究会が提唱する「口腔感染症予防」などについて山下院長に話を聞いてみた。
―口腔感染症について教えて下さい。
「口腔から入り込んだ、ウイルスや菌などの病原体が原因となる病気を口腔感染症と定義しています。私どもの研究会では、歯周病はもちろん、口腔ヘルペスや誤嚥性肺炎などもこれに位置づけられています」
―POIC研究会を立ち上げた理由は。
「私は『歯科治療を医療の総合窓口』と考え、長年治療を行ってきました。20年程前からは、口腔感染症に着目し、独自の治療も進めています。患者様の歯だけでなく、全身の健康を考えた治療をするため昨年3月、同じ志を持った仲間と研究会を設立しました。この研究会は、口腔から健康を見据えるために歯科関係者だけでなく、医師、看護師などと連携しています」
―口腔感染症予防について教えてください。
「当院でもそうですが、私どもは歯周病菌などの口腔内細菌やウイルスを死滅させる『タンパク分解型除菌水』を使用しています。簡単にいうと、歯科治療用の殺菌水です。歯科治療では、口腔内細菌が原因となり心臓病や糖尿病、誤嚥性肺炎などの全身疾患を引き起こすケースも報告されています。このようなリスクを少しでも軽減するために、除菌水を使用し、健康を脅かす菌やウイルスの死滅を行なった治療をしています」
―歯科クリニック内の口腔感染症予防の施設基準はありますか。
「今月21日の学術大会で詳細について発表いたしますが、読者の皆様には少しだけ説明いたします。同会では歯科治療に使われている『水』に着目しています。施設基準として、治療用の水の細菌数『0(ゼロ)』と細菌検査を義務付けることになります。今後も、患者様の健康のために何ができるのか、真剣に考えていきたいです」
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