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山下先生、教えてください 歯科レポート えっ、歯周病が夏バテの原因？
連日の暑さの中、熱中症や夏バテなどで免疫力が低下し、体調不良を訴える人も少なくないこの時期。「夏バテの原因の一つに口腔内環境が少なからず関係している」。こう指摘するのは、もえぎ野にある山下歯科医院の山下修院長だ。全身疾患と歯科治療の研究を長年行っている山下院長に歯周病と体調不良の関係などについて話を伺った。
―口腔内を清潔に保つことで、健康維持につながりますか？
「単刀直入に言いますと、健康維持につながります。歯周病治療後に治療前の数値より患者の免疫力の数値が増加、もしくは適正値に戻ったというデータもあり、お口の中の状態を清潔に保つことで病気になるリスクを減らせます。近年、口腔内細菌（歯周病菌）が糖尿病、心疾患、誤嚥性肺炎など全身疾患に関係していることが数多く報告されています。特に、免疫力が低下する高齢者は丁寧な口腔ケアが必要になります」
―全身疾患へのリスクを減らせる歯科治療とはどのような治療方法ですか？
「当院では20年程前から口腔内細菌やウイルスを死滅させるというタンパク分解型除菌水を用いた歯科治療を行っています。高度なインプラント手術や歯周病治療はもちろんのこと、治療時のうがいなど全ての水、歯科器具の洗浄などにこの除菌水を使い、院内での除菌・滅菌対策を行っています。除菌水のおかげで、当院では歯周病にかからずに、元気に通院する高齢の患者も少なくありません。また、インプラントは術後の歯周病対策で残存期間が大きく変わりますので、除菌水でのメンテナンスが不可欠と考えております」
―特に夏場は口臭が気になるのですが？
「免疫力が低下すると、口の中の悪玉菌が活発化し歯周病も悪化します。しかし、歯周病は気づいた時には土台の骨まで破壊している場合もあるので注意してください。当院では歯周病相談を行っております」
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