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次世代につなぐ福祉の心 ―高齢者と学生―
人への思いやりを大切に、明るくのびのびとした福祉サービスを目指して25年。社会福祉法人緑成会(野坂康夫理事長)特別養護老人ホーム「緑の郷」は、現在も懸命だ。
日頃から相互のイベント参加等でつながりの深い、緑の郷と桐蔭学園。現在、大学生の教員資格取得のため、緑の郷での介護体験実習を行っている。「若い世代にも福祉の心や命の尊さを感じてほしい」と話すのは古川幸子施設長。5日間の実習の中で学生たちは多くの学びを得ているようだ。
「戦争の話を聞くだけでも貴重です。子どもや孫に接するように私たちを温かく迎え入れて下さいます」と実習生の矢島早也香さん。ご入居者の加藤浩司さんは「若い人と話すと気持ちが若返る」と笑顔をみせる。ケアスタッフの清水すみえさんは「学生さんに一生懸命昔話をしたり、普段職員には見せない様子が見えます」と、入居者と桐蔭学園の大学生とのエピソードを話してくれた。
お別れの会にも参加
ターミナルケアにも取り組んでいる緑の郷。亡くなった人と入居者、職員が最期のお別れをする「お見送り式」を行っている。この式にも実習生は参加。生前、故人が好きだった音楽が流れるなか、エピソードを語ったり、参加者全員が季節の花を手向け、故人とのお別れをする(ここに、人の尊厳がある)。実習生の川部寛太君は「お別れは悲しいが『おつかれさまでした』という明るい雰囲気の式。ご家族も職員さんも、施設全体が家族のようだった」と話す。
このような交流を通して、学生たちは多くの気づきを得ている。緑の郷は今後も、次世代につながる福祉を目指していく。
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