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全身疾患に着目した治療へ 歯科レポート 高齢者の「口腔ケア」を極める
「歯科治療を医療の総合窓口」として患者の全身の健康に着目する歯科医師が、もえぎ野にある山下歯科医院の山下修理事長。同院では、歯周病菌などの口腔内細菌やウイルスへの殺菌効果が確認されている「タンパク分解型除菌水」を使用した、独自の歯科治療を行っている。今回は、高齢者に必要な口腔ケアなどについて話を聞いた。
近年、歯周病菌や口腔内細菌が全身疾患、主に誤嚥性肺炎や糖尿病、心疾患を引き起こす原因となることが報告されている。「むし歯治療だけの時代から、歯科医師に求められているスキルや医療体制は大きく変わっている」と山下理事長は指摘する。
特に高齢者の誤嚥性肺炎には注意を促す。高齢者は年齢とともに咳反射や嚥下機能が低下し、異物や細菌が肺に入り込みやすくなるため、肺炎が死因になる可能性が高くなる。「ただ、口腔内を清潔に保っていれば、肺炎のリスクも軽減できる」。そこで、介護施設や病院では高齢者の口腔ケアを重要視した取り組みも行われているという。
山下歯科医院では前述した殺菌効果があるという「除菌水」を20年程前から導入。細菌やウイルスを死滅させることで、菌などを「口から体内に」たどりつく可能性を減らし、誤嚥性肺炎など全身疾患を引き起こさないような治療を行う。
この除菌水を採用している歯科医院は全国でもまだ少ない。しかし、山下理事長は自らが中心となり口腔感染症予防研究会(POIC)を立ち上げ、除菌水での歯科治療普及のために全国各地で講演している。「約10年後には青葉区内でも4人に1人の約25%が高齢者になると推計されています。除菌水での歯科治療で健康で豊かに暮らしましょう。今年も残り20日あまりです。暴飲暴食せずに身体を大事にしてください」
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