15人制女子ラグビーの日本一を決める「第1回全国女子ラグビーフットボール選手権大会」が11月23日、江戸川区陸上競技場で行われ、日本体育大学ラグビー部女子が名古屋レディースを破り優勝した。
4チームが参加した10月の関東大会で優勝した同チームは、関西大会覇者の名古屋レディースと頂点を懸けて対戦。決勝での両チームの顔合わせは、前身大会を含め3年連続となる。試合は、安定したディフェンスと素早い攻撃を展開した日体大が46―5で完勝した。
(公財)日本ラグビーフットボール協会が主催する同大会は、女子ラグビーの発展と底辺の拡大、競技力の向上を目的に行われている。1988年から開催されてきた「女子ラグビー交流戦」の名称が今年から変更され、7チームが参加した。
攻守で相手を圧倒
年に2回、合同合宿を行うなど互いを知り尽くしている両チーム。日体大は、体格で勝る名古屋の縦に走り込む攻撃を出足の鋭いタックルで止め、流れを呼び込む。中川直子ヘッドコーチが「1年生が多く、経験が浅い」と不安視していたセットプレーも安定し、早いパス回しによるグラウンドを広く使った攻撃で終始試合を支配した。
樋口由依主将(22)は「相手を倒しきることなど、決めていたことを全員ができていた」と勝因を語った。大会MVPには、スピードを生かした鋭い走りを見せた平野恵里子選手(22)と、力強い走りで相手ディフェンスを再三突破した高野眞希選手(19)が選ばれた。
女子ラグビー(7人制)は、2016年のリオデジャネイロ五輪から正式種目となることが決まり、強化に力を入れている。
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