生涯学習や地域活動の拠点となる公共施設「横浜市荏田西コミュニティハウス」(布施みどり館長)が1月9日、荏田富士塚公園内に開館し、式典が行われる。10日から一般開放される予定だ。コミュニティハウスは市内各区に設置されており、青葉区内では8カ所目。
コミュニティハウスは、生涯学習やグループ活動などの場として利用できる施設。小中学校に併設されているケースが多く、学校併設型でないものは区内で2件目となる。
荏田西コミュニティハウスは指定管理者の「(公社)横浜市民施設協会」が運営。予約制の会議室やキッチンを備え、交流コーナーや図書コーナーは個人利用もできる。親子向けの読み聞かせなど、同協会による独自企画も予定している。
愛称は「絆ハウス」
「地元の交流スペースがなかったので、地域の絆を深める場所にしたい」という地域住民の思いから、「絆ハウス」という愛称が付けられた同施設。10年前から、複数の自治会・町内会が連名で行政に要望書を継続的に提出していたが、建設用地が確保できず、整備が滞っていた。横浜市が3年前、荏田富士塚公園内の敷地活用を決定し、行政と地域住民が準備を進めてきた。
荏田西連合自治会の鳥屋(とや)尾(お)彰会長は「公園ということもあり、可愛らしい建物になった。長年の要望で実現したので、地域に愛される施設になれば」と話す。
施設管理・運営にあたり、住民による委員会が設置されており、地域の声を反映していく予定だ。同協会は「すでに図書コーナーに『子どもに読み聞かせできる本がほしい』といった要望等を聞いている。委員会の声を聞き、地域の憩いの場にしたい」としている。
一般利用は10日からで、当日は午前10時から開会記念イベントとしてパネルシアターやジャグリング、バルーンアートを予定。11日の10時半からは「えだにし落語会」も開催される。いずれも予約不要で参加無料。問合せは同施設【電話】045・507・1213。
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