神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2019年10月10日 エリアトップへ

パートナーシップ制度 市が年内導入へ 同性カップルなど公認

社会

公開:2019年10月10日

  • X
  • LINE
  • hatena

 横浜市では、LGBTなど性的少数者(注)や事実婚のカップルをパートナーとして認める「横浜市パートナーシップ宣誓制度」(仮称)を年内にも導入する見通しだ。9月の市会定例会で林文子市長が明らかにした。

 パートナーシップ制度は全国26都市で実施されており、県内では横須賀市と小田原市が導入している(9月10日時点)。横浜市は、市の内部事務の取り扱いを定める「要綱」を制定して制度を運用する考えで、法的権利や義務は発生しない。

 9月13日の市会常任委員会で示された現段階の制度案によると、対象は双方または一方が性的少数者や、事実婚のカップル。宣誓書の提出を受けて受領証を交付し、必要に応じて携帯用の受領証明カードも発行するという。市は、受領証を市営住宅の申し込みに利用できないか検討を進めるとしている。また、同性カップルなどが病気になった際にパートナーの病状説明を受けられないなどのケースがなくなるよう、病院にも活用を呼びかけていく考えだ。

事実婚も対象に

 性的少数者に限定せず事実婚も対象とした理由について市人権課は「女性が男性の籍に入ることが当然という社会の風潮のなか、婚姻の届出をしないなど様々な事情で悩みや生きづらさを抱える方々のために制度を実施したい」と説明する。

「行政の意思表示に意義」

 市は性的少数者が孤立しない環境づくりのため2015年、全国の自治体に先駆けて交流スペースを男女共同参画センター横浜(戸塚区)内にオープン。同年には青少年相談センター(南区)での個別相談も始めた。現在は交流スペースと個別相談を市内4カ所で毎月開いている。市ではパートナーシップ制度も検討を続けてきたとして、年内導入を決めた。

 2002年から性的少数者の支援を続けるNPO法人SHIP(神奈川区)の星野慎二代表は導入について「行政が性的少数者を公的に認める意思を示したことに意義がある」と評価。また、国内最大の市区町村の横浜市が導入することで「他自治体に波及するのでは。ゆくゆくは法律化につながるような動きが出てくれば」と期待していた。

青葉区版のトップニュース最新6

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

防げ、小学生の交通事故

防げ、小学生の交通事故

青葉署「左右確認の徹底を」

4月25日

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊻専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『白内障の手術は両眼を1日でできますか?』

    4月25日

  • 幸福と訳すな!ウェルビーイング

    コラム「学校と社会をつなぎ直す」㉜

    幸福と訳すな!ウェルビーイング

    桐蔭学園理事長 溝上慎一

    4月25日

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.10 専門店の「ニセモノ」にご注意を!

    4月25日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook