昨年はコロナ禍で中止となった青葉区民マラソン大会だが、来年1月、オンラインマラソンで復活する。従来と同じ10Kmのタイムアタックに加え、累積走行距離を競う2種目。主催は青葉区民マラソン運営委員会(菊池侃二運営委員長)・青葉ふるさと協議会。
2014年の区制20周年を記念して始まった区民マラソン。19年の第6回大会には828人が青葉路を走るなど、区内で定着しているスポーツイベントだ。しかし、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止に。その代替イベントとして今年1月、青葉区スポーツ協会がスマートフォンのGPSを使い、各自が個別に走るオンラインマラソン「青葉チャリティーラン」を実施した経緯がある。
主催者は今年、区民マラソンの通常開催を模索したものの、感染拡大の危険を考慮し、チャリティーランのノウハウを生かしてオンライン開催へと切り替えた。
大会の開催期間は1月8日から16日の9日間。対象は区在住・在勤・在学で年齢制限はなし。GPS計測ができるランニングアプリをインストールできることが条件。オンラインであるため、参加者は走る日時やコースを自由に選択できる。種目は【1】10Kmの速さを競うタイムアタック、【2】どれだけ走ったかを競う累積走行距離(ハーフマラソン相当距離21・0975Km以上)の2つ。【1】は最高成績を目指して何度でも挑戦可。【2】はファンランとしての側面もあるため、ウォーキングも含め、自分のペースで走ることが可能だ。参加費は各種目2000円(別途振込手数料)。定員は各種目先着500人。
商店街応援も
大会はスポーツ振興と健康増進が主目的だが、コロナ禍で失われがちな「地域とのつながり」もテーマの1つ。今回は地元商店街の活性化を目的に、参加賞として「青葉区商店街周遊マップ」と反射リフレクター付靴ひもを用意。開催期間中に少し離れた商店街に足を伸ばしてもらうことも狙いだ。また、各種目男女別総合3位までと年代別のトップには地元商店街の商品詰め合わせを進呈。また、参加申込時に地元商店街への応援メッセージも募集する。【1】のみ上位5人に「横浜マラソン2022出走権」をプレゼントする。
入江選手がアンバサダー
また、大会のアンバサダーには日本体育大学3年生で、東京オリンピックのボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈(せな)選手が就任、大会を盛り上げることも決定している。
菊池運営委員長は「健康づくりはもちろんだが、商店街を盛り上げるためにも参加してほしい。それが区内を活性化することにもつながる」とPR。また、大会に協力する青葉区商店街連合会の小松礼次郎会長はコロナ禍で経営が苦しい商店街の状況にふれつつ「商店街に焦点を当ててもらい、うれしい。エールを貰った商店街も応援に応えたい。地元みんなで盛り上げたい」と話した。小澤明夫青葉区長は「参加者の皆さんと商店街が互いの健闘を祈り、エールを交換できる大会になれば」と語った。
大会の申込は11月12日から12月10日まで。詳細は「第8回青葉区民マラソン大会」で検索。
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