市が尾駅前に新商店会 「東」「西」協力し、街の活性化へ
市が尾駅東口の店舗を中心に組織される「市ヶ尾東口商栄会」(串田勝利会長)に2月から、同駅西口の6店舗が加入。駅東西の店舗が協力し、新たに「市ヶ尾商栄会」として駅前商店街の活性化に取り組んでいく。
消滅した駅西側の商店会
市が尾駅前には2年前まで、駅西口側に「マイロード市ヶ尾商店会」、東口側に「市ヶ尾東口商栄会」があり、それぞれ別々に活動を行っていた。
最盛期、60店以上の会員数があった「マイロード市ヶ尾商店会」の会員が減り始めたのは、2000年頃から。駅前ビルのテナントなど10店が脱退した2009年には、会員数は20店弱に激減した。その後も廃業などの影響で、最終的には12店舗に。商店会を組織する役員の担い手不足もあり、2011年末、商店会は解散に至った。当時の会員の一人は「長年、あった商店会がなくなるのは、やっぱり寂しいものがあった」と振り返る。
西口側の商店会が消滅したことを受け、「市ヶ尾東口商栄会」では「西口・東口一緒になって、駅周辺を盛り上げていこう」と奮起。役員や青年部会のメンバーらが西口側の店舗を回り、会員数の拡大に向けた活動に取り組んできた。その効果もあり、2月に西口側の6店舗が加盟。会の名称も、これまであった「東口」を取り、「市ヶ尾商栄会」として新たに出発することになった。
同商店会の会員数は現在、84店。4月からさらに、数店舗の加入が予定されている。
4月から防犯パトロール
新商店会の取り組みとして4月から、商店街周辺地域の防犯パトロールを行う予定。また、今後、商店街の清掃活動など、新たな取り組みも検討されている。串田会長は「夏に行うサマーフェスティバルだけでなく、さまざまな活動を通して、地域住民や会員同士のつながりを深め魅力ある商店街にしたい」と話す。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>