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工藤建設(株) 地元の発展に寄与して半世紀 50年の歩み、そして未来への展望
新石川に本社を置く工藤建設(株)(工藤英司代表取締役)がこの7月、創業50周年を迎える。1966年に前身の工藤浄水工業所を立ち上げ、71年に建築・土木の請負企業として工藤建設(株)を設立。宅地開発が進む東急田園都市線沿線の発展と共に成長してきた。近年では、注文住宅事業や介護事業の運営、障害者雇用に積極的に取り組むなど、社会の変化やニーズの多様化に対応し続けている。今回、本紙の取材で50年を振り返る。
”挑戦し続ける。新たなビジネスの種を求めて前へ進む”
人間として、企業人として、まじめに生きるという姿勢を貫いている同社。住まいから介護まで、人生のさまざまなステージを支える生活舞台の創造企業へと発展を遂げた現在も「うそをつかない、手抜き工事をしない、ごまかさない」という3原則は、創業当時から変わらない。工藤代表取締役は「時代が変化していっても、常に信頼される企業でありたい」と話す。
時代の波に乗って
工藤五三(ゆきみつ)現相談役が1人で創業した当時は、64年に開催された東京五輪に後押しされ、日本中が好景気に沸いていた。現在の青葉区周辺でも、東急田園都市線や国道246号線が開通するなど、まち全体が大きく変化している時期だった。水洗トイレへの移行期でもあり、浄化槽工事は時代にマッチしたビジネスとして急成長。仕事の依頼が増えるにつれて家族、親せきが手伝うようになった。五三(ゆきみつ)相談役は「あの頃は明るくなってから暗くなるまで働き続けた。365日休みはなかったね」と振り返る。
始めの5年間は、他の現場を見て学ぶ日々を繰り返した。「無我夢中の挑戦の日々」を乗り越え、5年後の71年に資本金300万円、従業員5人で工藤建設(株)として法人化を果たした。工藤次郎現会長は「ようやく組織としての『いろは』が始まった」と話す。
この頃の年商は約1億円。「新しい会社をつくったら夢を持とう」との思いから、目標は「年商50億円」に。「達成すれば当時の神奈川県内の企業で10本の指に入れる数字」と次郎会長は話す。FBC(Five Billion Club)との言葉を掲げ、協力業者らと共に夢を追った。
そして72年から始めた建築事業が成功。市立小学校や港北ニュータウンなど地元の大型案件を次々と手掛け、目標設定からわずか10年後の81年には年商50億円を達成した。
「安定」と「成長」の両輪を求めて
89年1月に現在の本社が完成。順調に発展していた最中、日本経済はバブル崩壊を迎える。五三相談役が「一番の転換期」と振り返るのが、分譲マンション事業からの撤退。ブームの先を見通しての選択だった。そして、新たに地下室付き輸入住宅「フローレンスガーデン」の販売を始めた。
さらに、03年には介護事業に参入。現在は横浜市や川崎市、東京都内で11の介護施設を運営し、有料老人ホームは、ビジネス週刊誌のランキングで全国1位(中間層)の評価を得ている。今では建物管理事業と共に、同社の安定事業へと成長を遂げた。
特別インタビュー 地域に根差して50年
「まち」と共に歩む
ー創業当時の様子を教えてください。
工藤五三相談役(以下相)ー最初の頃は見よう見まねです。他の現場を見て目と身体で覚えていきましたね。
工藤次郎会長(以下会)ー地元のつながりで仕事が増えていき、家族や親せきが手伝い、ご近所の方々に日雇いなどで働いていただくほど忙しくなりました。
相ー雨の日も道具の手入れとかしていましたね。
会ー各々が担当する現場の進行具合を確認し合い、自分の方が遅れていると夜中に現場に戻って作業をしたり…お互いに負けず嫌いな性格なので。
相ー当時はおそらく、1日で3〜4日分くらいの仕事量をこなしていましたね。
会ー運なのか、人柄によるものなのか、職人さんや技術屋さん、営業など、その時々に人に恵まれました。
相ー仕事と人には、本当に恵まれました。
ーそうした激動の創業期を越え50年。これほど長く発展し続けられた理由はどこにあると思われますか?
相ー何よりも、まずは「人」です。「人」があっての会社。
会ーまずは創業者の後ろ姿を見せ、先を読んで判断するという「工藤イズム」を徹底していくことです。
相ー人間は「一聞いて三忘れてしまう」生き物なので、継続して伝え続けることが大切です。今は、どの部署に行っても素晴らしい人材がいます。いつまでも続けていくためにも、「工藤イズム」を継承していきます。
ー今後の方針や地域への思いなどを教えてください。
相ー社長をサポートしていくことが、私たちの役割だと考えています。そして現役のみんなが働きやすいようにサポートしていきたいと思います。
会ーお客様から「工藤がいないと困る」と言われるような企業であり続けなければなりません。
工藤英司社長(以下社)ー原点であるサービスの部分や施工現場の整理整頓等にこだわっていきたいです。ハマロード・サポーターとしての事業所周辺や現場周辺のゴミ拾い活動など、地域のための取り組みは今後も続けていきます。
ー現場の清潔さなどが評価されているそうですね。
社ー全国の工務店・ビルダーが参加する組織「住宅産業塾」が主催する「魅せる現場コンテスト2015」で総合最優秀賞をいただきました。そういう部分を大切にしていくことが、地域の皆さまへの還元につながっていくと考えています。
左から工藤次郎会長、工藤五三(ゆきみつ)相談役、工藤英司社長
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