横浜環状道路の北側区間、第三京浜道路・港北ジャンクション(以下、JCT)から首都高速横羽線・生麦JCTを結ぶ、自動車専用道路「高速神奈川7号横浜北線(K7)」の開通を記念して18日、記念式典が横浜北トンネル内(港北区)で行われた。
横浜北線は2000年7月の都市計画決定以来、首都高速道路(株)(宮田年耕代表取締役社長)と横浜市が総工費約4000億円をかけて進めてきた道路建設プロジェクト。総延長約8・2Kmの7割、約5・9Kmはトンネル部分を占める。
18日午後4時の開通前に行われた記念式典には、菅義偉内閣官房長官や黒岩祐治県知事、林文子市長など来賓と主催者含め、約250人が参加。宮田社長は「2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、安心・安全で快適に利用できるよう努力していく」とあいさつ、林市長は「北線は横浜市の経済発展の第一歩。今後も市内の道路事情をよくしていきたい」と述べた。その後、テープカット、くす玉開きのほか、開通を記念し道路上でのパレードも開催された。また、式典参加者は横浜北トンネル内からバスに乗車し、開通を控えた新しい道路を通行した。
横浜北線の開通により、新横浜から羽田空港、横浜港へはそれぞれ約10分短縮になるなど交通の利便性がアップする。そのほか、物流の効率化や観光振興、横浜北部周辺商業施設などの集客増による市内経済活性化なども期待される。
都筑区川向町の崎陽軒横浜工場では羽田空港への配送を既存の東京工場(江東区)ではなく、横浜北線を使う横浜工場からのルートなども検討しているという。また、新横浜駅やセンター南・北駅などから同空港へリムジンバスを運行する京浜急行バス(株)は4月1日から横浜北線を利用するルート変更の調整中だ。
首都高(株)は今後、横浜港北JCTと東名高速道路・横浜青葉ICを結ぶ「横浜環状北西線」を2020年の東京五輪までの開通を目指しており、さらなる利便性向上を見込んでいる。
青葉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>