神奈川県議会は５月20日に行われた本会議で、選挙区定数を「２増２減」とする議員定数条例の改正案を可決した。これにより、来春行われる県議選から、青葉区選挙区の定数は３から４に増えることが決まった。
総定数は変わらず１０５。各選挙区の定数は人口に比例して配分された結果で、海老名市も定数１増の２、横須賀市は１減の４になった。
公職選挙法では、選挙区の人口が「議員１人当たりの人口」の半数を下回った場合、隣接する他の市町村の区域と強制合区になる。半数に達していないのは三浦市、足柄下、愛川町・清川村の３選挙区（いずれも定数１）。この中で三浦市は特例選挙区としてそのまま残し、足柄下は隣接の南足柄市・足柄上を分区し、「南足柄市・足柄下」と「足柄上」に再編。愛川町・清川村は厚木市と合区となり、定数は１減となった。
各政党擁立は
１増となった青葉区選挙区には現在、自民党の小島健一氏と内田美保子氏、立憲民主党の赤野孝之氏の現職３人がおり、各党公認候補として出馬予定だ。そのほか、各政党に候補者を擁立するか取材したところ、共産党と神奈川ネットは擁立を検討。社民党は検討していないと回答した。また、自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党は未定とした。日本維新の会は未回答だった。
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