6月1日付で緑区連合自治会会長会の会長に就任した 山口 章さん 白山在住 77歳
「コミュニティの醸成を」
○…5月の緑区連合自治会会長会で副会長から会長に就任した。任期は6月1日から2年。「引き受けたからには地域の課題を解決できるように、一歩でもよい方向に進めていくのが役割だと思っています」。自治会の新たなリーダーとしての強い思いを話す。会長として目指すのは「誰もが住んでよかった」と思える緑区にしていくことだ。
○…技術者として働いていたことから、転勤が多く、自分が住む街との関わりは少なかった。転機は13年前。引っ越してきた白山地区で環境問題が発生していた時。一人で問題提起をしても解決にはならないと自治会内で勉強会を企画。「自分たちが、この問題がどのようなものなのかを知ることで、自治会の方々と当事者意識を共有できると思ったんです」。翌年には、単位自治会長となり環境問題を解決させるとともに、自分が住む街をさらによくしていこうと行動してきたことが、今日まで続いている。
○…約10年前から白山地区連合自治会長となり「安心、安全な街」を目指してきた。「この地域に住んでいるからこそ、できることをやりたい」との思いで、7年前から大学の生涯学習で防災について学び、先進地区を訪問するなどし、地域活動に活かしてきた。防災から防犯、福祉や青少年育成、環境などを充実させることで、誰もが参加できる「地域コミュニティの醸成」を掲げてきた。「人と人がつながり地域がよりよい街になっていくようなネットワークを白山や緑区でつくりたい」。この思いが原動力となっている。
○…会長に就任することが決まった次の日に77歳となった。喜寿のお祝いにと、サプライズで親戚が誕生日を祝ってくれ「ちょっとびっくりしたけど、嬉しかった」と笑顔を見せる。記念すべき年に会長となり「最後の地域奉仕と思って、全力でやり遂げたい思いは強いです」。誰もが希望を持てる、住みよい緑区にするために活動していく。
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