11月9日に白山地区センターで行われる「かながわのあす協大会&鴨居地域フェスタ」で音楽演奏を行う「テリーとその仲間」のリーダーを務める テリー保谷さん(保谷威司) 鶴見区在住 71歳
観客と共に演奏楽しむ
○…「皆さんをどのように楽しませようか考えているときが一番わくわくする」。安心安全のまちづくりをテーマとする地域イベントで仲間と共に懐かしのハワイアンやジャズ、歌謡曲を披露する。演奏者自らがイベントを楽しむことが観客を喜ばせる秘訣と考えステージに上がる。自慢の喉のほか、自らのスキンヘッドを取り上げた「自虐ネタ」などを披露し会場を盛りあげるつもりだ。「イベントのポスターづくりなどにも関わった。多くの人に来てもらいたい」
○…音楽に目覚めたのは大学入学時。ゆったりとした優しい音調を奏でるスチールギターの音色に魅せられたのがきっかけ。「音色を聴いていて、つい身体が動き出してしまった。自分で演奏したいと思った」。ハワイの民族音楽ハワイアンのスチールギター担当として活動を始め、大学卒業後も、ピアノの弾き語りやジャズなどその時々に興味をもった音楽にチャレンジしてきた。「当初は人前で演奏する時にあがってしまうことがあった。数を重ねることで自分がその場を楽しめば力を発揮できることを学んでいった」
○…2005年にパーティーなどで演奏を行う自身の会社を立ち上げた。仕事として演奏することは自身の音楽家としての力を上げることにつながると考えたからだ。音楽イベントで大切にしているのが演奏者と観客が一体になって楽しむこと。「観客が音楽に合わせて身体をつい動かしてしまうような演奏をしたい」
○…「新しい発見を得ることは自分に活力を与えてくれる」。その思いをもつからこそ、70歳を超えた今でも自分を進化させようと、ボーカル専門学校に通い技術を上げる努力を重ねている。昨年には自身の70歳を記念した単独コンサートを実施。「55歳、60歳と節目に開催してきた。次は喜寿に開きたい」。目前に迫った鴨居のイベント。アイデアを絞り込むのに追われている。
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