7月1日付で横浜みどりライオンズクラブの会長に就任する 杉山 穣さん 港北区在住 50歳
「地域とともに」を信条に
○…45周年の大きな節目に会長を任されることになった。秋には周年行事を控え、姉妹クラブの招致など様々な準備が大詰めを迎えている。11年前、鴨居に歯科医院を開業したのを機に入会。異業種・異分野の経営者との出会いは「とても得るものが多かった」。歯科医の分野を離れ、仲間と様々な仕事や街について語らう時間を得たことで「街のことが知れたかな。昔から好きな街ではあったけれど」と振り返る。
○…港北区で生まれ育ち、白山高校入学を機に緑区との縁ができた。母親や叔父が医者だった影響で自身も歯科医になると、開業は迷わず緑区に。「緑が多くて人が朗らかで時間がゆったりと流れている気がした。自然と開業するなら緑区と考えるようになった」。勤務医時代、数々の高齢者施設を訪問した経験から、「患者と距離が近い存在でありたい」と地域密着の歯科医を目指す。患者の送迎や往診に力を注ぎ、高齢者や子どもからも親しまれる存在。「やはり治療が終わって患者さんが笑顔になるとこちらまで嬉しくなる」とやりがいを語る。
○…趣味は5年前に友人に教えてもらった海釣り。「波を眺めて何も考えないでいる時間が好き」と、気分が乗れば1日の診療が終わった夜に竿とルアーだけもって出かけることもあるそう。好きが高じて「小型船舶」の免許も取得。「今期はライオンズメンバーを誘って海に行ってみたい」と嬉しそうに打ち明ける。
○…慢性的な会員不足などが叫ばれる昨今、嬉しいことに若手が入会してきてくれている。「それはとても喜ばしいこと。でも大切なのはこれから。入会して良かったと思ってもらえるように皆で力を合わせていかねば」。やはりキーワードはここでも「地域」。「地域やそこで生活する人々の身近な存在として活動を続けていきたい」。先輩たちが育んだクラブの舵取り役を通じ、その心意気を未来に繋げていく。
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