緑少年補導員連絡会の会長を務める 横瀬 堅さん 霧が丘在住 68歳
常に優しく、時に厳しく
○…約20年間にわたり、警察と一緒に定期的なパトロールを行ってきた。「何しているの」と優しく丁寧な言葉遣いで少年少女たちに語りかける。だが、タバコを吸うなど悪いことをすれば、厳しい口調で叱ることも。「将来、本当に悪い道に進んでほしくないからね」と優しい笑顔も垣間見せた。最近は、小中高に出向いて行う非行防止教室にも力を入れる。「スマホひとつで悪い人とも繋がってしまう時代。子どもたちを守るためにできることはすべてやりたい」
○…いじめっ子がいれば、たとえ、学年が上でも、「辞めろ」とはっきりと言い放つ子だった。バイクなどの機械いじりが好き。高校卒業後は、「でかい機械を扱いたい」と建設機械メーカーに就職。ブルドーザーなどの機械の使用方法などを顧客に説明して回る日々。危険な使い方をしていれば、顧客にも厳しい口調で注意することも。「事故を起こしてほしくない」という一心だったという。
○…典型的な会社人間だったが、42歳の時にスポーツ推進委員となったことを皮切りに地域とも関わり始めた。子どもの安全を守るために学校と地域の橋渡し役となるPTA会長を務めたことも。
「カラスにゴミを荒らされる」と地域課題を見つければ、得意の工作を生かしてゴミ箱を手作り。「霧が丘6丁目のゴミ箱は、ほとんど自分が作ったね」と誇らしげだ。
○…毎朝、児童の見守りのために自宅近くの通学路に立つ。名前は全員覚えているそうだ。「変な人がいた」「公園にガラスが散らばっていて危ない」など児童は困りごとがあれば、”横ちゃん”の家にすぐに駆けこんでくる。「もうすぐ、別の理由でもたくさんの児童が家を訪ねてくるよ」とにこり。最近、準備に余念がないのは、ハロウィンの時に渡すお菓子だった。
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