緑区コーラスの会の会長を務める 真船 悦子さん 霧が丘在住 70歳
「笑い、歌える人生は幸せ」
○…区内にあるコーラスサークル同士の交流を深め、コーラスの輪を広げるために日々活動を続ける。11月には、みどりアートパークで「第42回緑区コーラスのつどい」を企画。単なる発表の場に留まるのではなく、「私も歌ってみたい」と一人でも多くの人に思ってもらえる場を目指している。自身も歌を通じて、多くの人と関わってきた。「仲間と歌う楽しさを感じてもらえたら」と笑う。
○…広島県出身。歌ったり、踊ったりすることで家族に喜んでもらえるのが嬉しかった子ども時代。「歌を披露しておこづかいをもらったりね」と懐かしむ。小学1年生から始めたピアノは、弾けなかった曲を弾けるようになる達成感がたまらなく、音大に進学するほどのめり込んでいった。卒業後は、子育てをしながら、自宅で長年の間、ピアノ教室を行っていた。
○…コーラスとの出合いは、55歳の頃。1人で弾くピアノに対して、大勢の人と達成感を味わえる歌の魅力に気が付いたのだ。初心者ばかりだった仲間たちと初めて臨んだ発表会。大勢の前で歌うことで1つになることができた達成感は今も忘れない。コーラスの魅力を伝えたいと、同会会長になったのは、3年前。「本当に多くの人に支えてもらうことが多い。周りの協力があるからこそ、楽しみながら続けていられる」と感謝を口にした。
○…3人の男の子を育て上げた。子どもたちが出場するサッカーや野球の試合の応援によく出かけていた。「今でもスポーツを見るのは好き。広島カープの大ファンよ」とにこり。好きな言葉は”笑う門には福来る”という通り、自身もよく笑う。コーラスメンバーも高齢になれば、自身の健康など悩みもある。「でも、笑い、歌える人生って幸せよ。ずっと続けば良いな」とつぶやいた。
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