横浜緑ロータリークラブの会長に就任した 舟橋(ふなはし) 金之介さん 青葉区在住 72歳
新たな船出 積極的に
○…前期50周年を迎えた同クラブ。新たな船出となる会長職の襷を前会長から受け取った。祖父がロータリアンだったこともあり幼少期からクラブに馴染みがあったが、多少の抵抗感があったという。入会は7年ほど前。きっかけは、大学の同窓会で同クラブの会員だった後輩に出会ったこと。「話を聞いているうちに『私にも』という気持ちになった」
○…出身は名古屋。体操(運動)は苦手だったが、勉強が得意な少年だった。地元で有名な進学校から東京の大学に入学し上京。下宿をしながら学業に専念した。一方、ハワイアンクラブに入ったことでジャズ鑑賞が好きになった。「ジャズ喫茶に通い詰めたなあ」と懐かしむ。50歳まで務めた大手繊維メーカーではアメリカに海外研究生として留学。そこで、テナーサックス奏者ソニー・ロリンズの生演奏を聞いたことも。
○…大学で学んだ経営工学などの知識を生かしての現在の職業は経営コンサルタント。前職で培った多くの人脈などを駆使しながら20年以上に渡って企業などの戦略経営や業務改革支援を行ってきた。「聴く専門だけどね」。母親が小唄の先生だったこともあり、趣味は小唄や長唄などの邦楽鑑賞。そのほか、休日に妻らと一緒に歌舞伎鑑賞にでかけることも楽しみのひとつだ。
○…掲げるテーマは”積極的に”。「クラブにとっては劇的な変化」と目を輝かせるように、50年の歴史の中で初となる女性幹事を誕生させるなど活性化や多様性にも力を入れる。災害時の復興活動などに生かすための災害救援基金委員会も新設し、募金活動を随時行う。コロナ禍の中でも軸となる奉仕活動は継続してきた。「地域密着の活動は継続しつつ強化していきたい」と語った。
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