一般社団法人日本FIDバスケットボール連盟の理事に就任した 榊原 英治さん 都筑区在住 53歳
障害者バスケを身近に
○…「バスケを通じて地域を含めて何か恩返しができないか」。全国の知的障害者に対してバスケットボール競技普及を目的とした連盟の理事に就任した。横浜ビー・コルセアーズ元GMで、同連盟の専務理事を務める小川氏から声が掛かったことがきっかけ。「素直に嬉しかった」
○…川崎生まれ。少年時代はスーパーカーに魅せられプラモデル制作などに熱中。地元の中学校に進学すると、バスケ部に入部。「3日で辞めるよお前は」。顧問に言われた一言に奮起し、辛い練習にも耐え、スピードが持ち味の選手として県大会に出場するなど活躍した。「我慢強さが身についた。あの頃の辛さを考えると大抵の事は乗り越えられる」と笑った。
○…車好きが高じ、フォード・ジャパンに入社。SV(スーパーバイザー)としてディーラー店舗を担当した。その後は、独立の夢実現のため、外資系生命保険会社に転職。ほけんの窓口1号店の立ち上げにも携わり、17年前に独立。中山に事務所を構えたことで、中山商店街協同組合と関わることになる。現在は組合の理事を務め、スポーツ団体との渉外の窓口担当に。これまで商店街をあげて応援する市内プロスポーツチームとは各種イベントでコラボ。また、起業支援団体「まちbizみどり」のアドバイザーとしてサポートもしている。
○…仕事の息抜きは息子とのスポーツ観戦。「運転は苦にならない」と話す通り神戸まで足を運んだことも。また、キャンプで振舞う手料理は家族に好評を博しているという。昨年行われた世界大会でFID日本代表女子は金メダルを獲得。「偉業を成し遂げたのに広く知られていない」と嘆き「少しでも障害者バスケが身近に感じられるよう、普及に努めたい」と語気を強めた。
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