緑・事業所防犯協会の会長に着任した 下中 英輝さん いぶき野在住 58歳
声を形に変えていく
○…緑警察署と協力しながら、地域の治安を守る活動に励んでいる。地域の人に誘われたことをきっかけに同会に加入したのは、約20年前。地道な活動が多いが、交友関係も広がり、次第に活動が楽しくなっていった。特に力を入れていきたいのは、振り込め詐欺防止の啓発活動だ。現在、啓発動画を作成しようと企画を練っているという。「コロナ禍ではあるが、工夫をしながら、会員みんなが一丸となって、地域のために尽くしていきたい」と笑顔を見せた。
○…横須賀市出身。20代の頃は「自分の手で店をやってみたい」と飲食店を立ち上げたことも。来店した仲間たちが「お金がない」と言えば「ご馳走してあげていたね」と楽しかった日々を懐かしむ。その後、30歳で葬儀業の道へ。祖母が亡くなった時の葬儀業者の対応に疑問を持ったことがきっかけだ。「もっと遺族に寄り添そった葬儀を」。その思いは今も変わらず歩み続けている。
○…横浜商工会議所みどり支部の副支部長を務めるなど、幅広く地域でも活動している。「頼まれたことは、断れない性格なんだ」と言い「まずは、自分に何ができるのか、考えてみる」ことが習慣づいている。見返りを求めず、自分にできることに集中する姿勢をモットーとして、今日も人のために汗を流す。
○…趣味を聞けば、「仕事」と即答。「亡くなった人の最期をどうするか。一生の最期をプロデュースする仕事だからね」とやりがいに満ち溢れた表情を見せた。長年にわたり社長を務めているが、今も遺族の思いに耳を傾ける日々だという。「一人では何もできない。仕事だけでなく、地域活動でも、様々な人の意見を聞く。そして、計画をしっかりとみんなで形にしていきたい」と前を向いた。
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