社会を明るくする運動作文コンテストで、神奈川県推進委員会委員長賞を受賞した 伊藤 優佳さん 横浜市立上山小学校6年
”元気印”に灯った挨拶交わす心
○…「とっても嬉しかったですよ」。自身が書いた作文が受賞したことを知った時の素直な気持ち。母親に意見をもらいながら辞書を片手に何度も書き直した。犯罪や非行について考え、感じたことを、自身の言葉でまとめた作品が小学生の部では最高となる神奈川県推進委員会委員長賞を受賞した。昨年末に横浜みなとみらい地区で行われた表彰式には母親と出席。「実はその会場で一番良い賞だと知ってびっくりしました」と笑顔を見せた。
○…応募のきっかけは、担任の先生から教えてもらった”社会を明るくする運動”のミニ集会への参加。非行に関するビデオを観た後、約20人の参加者と意見を交換した。罪を犯してしまった人間を更生させる保護司の存在などを初めて知り、以前罪を犯してしまった人を「犯罪者」という目で見てしまい受け入れられなかったことを反省した。社会を明るくするためには「住んでいる地域に目を向けることが大切」という考えが芽生え、多くの人と元気に挨拶を交わすことから実践し始めている。
○…一言で表すと天真爛漫。学校の授業中は、積極的に手を上げ、「何でもやってみようと思うタイプなんです。目立つことは好きです」と自身を分析する。休日に母親と一緒に行くショッピングは楽しみのひとつでもある。二人で色やデザインのアドバイスをし合い「私の洋服もお母さんが選んでくれたりしますよ」。学校の休み時間には、男子児童に交じって校庭でドッジボールをするなど活発な面も見せる。
○…料理好きで、よく母親の手伝いをしている。「テレビで紹介された料理のレシピをよくメモします」。最近料理の本を買ってもらい、オムライス作りに挑戦。家族にも好評だったとか。現在思い描いている将来の夢は女性洋菓子職人になること。「スイーツでみんな笑顔になってほしい」。優しい心が、地域社会を明るく照らし始めている。
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