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緑区版 公開:2014年3月13日 エリアトップへ

「四季の森公園」所長として3月21日に「公園所長のカタクリガイド」を行う 小野澤 修さん 町田市在住 63歳

公開:2014年3月13日

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植物の生命力伝えたい

 ○…所長に就任して5年。昨年から公園内に咲くカタクリやヤマユリなどの花ガイドを始めた。茂みの中でひっそりと咲く草花の健気な姿を実直に伝えるガイドが評判となっている。「ガイドを通じ、視点を変えれば身近にこんな驚きがあることを伝えたい。山百合は通常、東北地方に咲く。なぜここで育っているのかなどを知ってもらい、美しさ以外の魅力を感じてもらえれば」

 ○…今の仕事に就くまでの約40年間は、県内などで公園や街路樹を整備する造園業に従事してきた。自然相手の仕事を選んだのは野山を駆けまわった幼少期の楽しい思い出から。「山を歩くと心が落ち着く。私の原点」。まだ息子が幼かった頃、2人で植物図鑑を片手に山を歩くことが日課だった。環境に合わせて形を変えながら生きる草花の存在を知ったのはそんな時。どんな場所でも生き抜く生命力に魅了された。「人間の文化にも似たような側面がある。形を変えながら進歩する気高さやたくましさを感じた」

 ○…2年前に1番好きな花「カンアオイ」の観察記を1冊の本にまとめた。「地域ごとに100種を超える形を持つ花。どんな場所でも根茎を地面を這うようにのばしていく。その力強い生命力を記録しようと思った」。調査のために16年にわたって国内外を歩き回った。「現地で花について情報を提供してくれる花好きの方々との交流も楽しかった。私の財産」

 ○…公園を文化・芸術・歴史・民俗などあらゆる情報発信の場にしたいと奔走している。人が集まる週末などには、公園を「里山ミュージアム」と銘打ち、フリーマーケットなどのイベントを実施。会場は人々の笑顔の花で埋め尽くされる。「公園が、人と人とを繋ぐ場所になれば素晴らしい。植物は昆虫に花粉を運んでもらい綺麗な花を咲かせる。人間も自然や人と繋がって生活しているということを伝えられれば」

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