みどり国際交流ラウンジで地域コーディネーターを務める 韓 昌熹(はん ちゃんひ)さん 相模原市在住 35歳
誰もが住みやすいまちへ
○…外国人の立場で、多文化共生のまちづくりに関わり、地域を盛り上げようと奔走する。外国を知る講座では、企画や広報、当日の進行役まで幅広くこなしている。「今後、外国人自身が自国の紹介をする講座をやってみたい」などアイデアは尽きない。外国人が地域活動を円滑に行うサポートに力を入れていく。「地域に住む外国人を巻き込んでいきたい。誰もが住みやすいまちを実現できたらうれしい」と意気込みを見せた。
○…韓国出身。大学で建築設計を学ぶ。市民が主体となるまちづくりを学びたいと日本へ。住む人の意見を直接聞こうと日本語を猛勉強。その後、緑区にある東京工業大学大学院に入学した。霧が丘では、まちづくりを考えるワークショップを企画運営。地域の課題や解決方法などをとことん話し合い「外国人の自分でも地域に入り込み、活躍できた」と自信を深められた大切な経験だ。
○…現在は、同大で特別研究員をしつつ、保土ケ谷区で市民活動を促進するスタッフも。「研究もする。現場の声も聞く。自分自身も行動する。そんなまちづくりのプロになりたい」と目を輝かせた。ラウンジでの活動も加えると”三足のわらじ”を履き忙しい毎日を送っているようだ。「机上の勉強だけでは見えないことが多くある。そのことに気が付かせてくれたのは、たくさん意見交換した緑区のみなさん」と感謝を口にした。
○…区内で好きな場所を聞けば「東工大大学院のキャンパス」と即答。自身の学ぶ研究室は建物の20階にあるそう。「富士山なども見えて、おすすめ」とにこり。コロナが収束すれば「キャンパスと地域をつなぐ企画もやりたい」と話す。その他にも頭の中には、多くの企画があり挑戦はまだまだ続いていくようだ。
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