平和について学ぶ明学大のサークル 被爆アオギリ二世を植樹
明治学院大学のサークル「Peace☆Ring」が6月25日、横浜キャンパス(上倉田町)内に「被爆アオギリ二世」を植樹した。
「平和について学び、実践し、発信する」をテーマに2004年に発足した同サークル。現在メンバーは15人で、軍事基地や核開発などの課題と向き合い、勉強会開催からイベント参加まで幅広く取り組んでいる。
今回植樹した苗は、広島の原爆で爆心地から1・3Km付近で被爆し、幹半分が熱線と爆風にえぐられながらも奇跡的に新芽をつけたアオギリの二世。「平和を愛する心」を後世に伝えようと、広島市が国内外に寄贈している。同サークル元代表の蓮沼(はすぬま)佑助さん(国際学部4年)が、原爆の悲惨さを長年訴えているシンガーソングライターの中村里美さんから譲り受けて、植樹が実現した。
「核兵器と原発は同じ技術から生み出されており、本来は密接に関係する問題。しかし今、これらが切り離されて議論されていることを問題視しています。今こそ多くの人たちとともに議論を深めたい」と蓮沼さん。代表の金指(かなさし)美佑さん(国際学部3年)は、「核兵器も原発も国単位の問題ですが、市民にも発言力がある」と話す。同サークルは週1回、同大国際平和問題研究所と連携して開催している「カフェ・ド・プリム」で、毎回テーマを決めて学び、議論している。申し込み不要、入退場自由。「地域の方々にもぜひ気軽に参加して頂ければ」と金指さん。会場は横浜キャンパス8号館821教室。詳細は【URL】http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/まで。
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