戸塚区内の69店舗が加盟する「戸塚美容組合」が東日本大震災の支援活動として「美容サービス利用券」を今年度も発行。区内在住の避難者に区を通して郵送し、利用を呼びかけている。
同組合の佐藤栄一会長(50)が経営する美容室「ティナア」に避難者が訪れたことがきっかけで、「慣れない町で生活する避難者に美と癒しと交流の場を」と昨年6月に始まった。利用券1枚でカットやカラー、パーマなどのサービス3000円分が割引になる。1度使ってしまっても、次回分の利用券がハガキで送られてくるシステムになっており、昨年6月から3月までで48回の利用があった。割引分の費用は各店舗が2000円、組合が1000円を負担し、補っている。佐藤会長は「利用した人とは被災地の話や戸塚の情報を互いに話すなど、交流もできている。一度きりではなく何度か通う人も多く、お客さんはお店を安く利用でき、お店はお客さんが増える。地域経済の活性化にもつながっている」と話す。
昨年の利用券発行時、区に届け出ている避難者数は19世帯48人だったが、区の調べによると、3月30日時点で37世帯80人にまで増えている。今回の郵送は区に届け出ている人にのみ行われたが、未届けの避難者も区役所の窓口で受け取ることができる。郵送された世帯でも希望があれば、家族の人数に合わせ、追加発行も可能とのこと。
問い合わせは同組合(美容室らいぶ内)【電話】045・864・3833へ。
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