戸塚区新総合庁舎がこのほど完成し、これに伴って戸塚駅西口再開発事業が計画決定から半世紀を経て完了を迎えた。これを記念し、3月3日には式典が開催され、行政関係者や区民らが竣工を祝った。
戸塚駅からデッキや地下通路で結ばれた新庁舎は、地下3階、地上9階建て。使いやすさや環境への配慮などをコンセプトに、戸籍課や保険年金課など利用者の多い窓口を2階に集約したほか、屋上には体験農園や施設内の電力の一部として使用するための太陽光パネルも設置した。また、文化芸術活動の拠点を目指し、8月31日には庁舎内に区民文化センター「さくらプラザ」の開館を控える。
式典では林文子横浜市長が「利用者の利便性が格段に向上した」と喜びながらも、「心の絆という基盤がないと、どんな事業計画も成り立たない。新庁舎に負けない心のこもったサービスを提供していく」とあいさつ。また区連合町内会自治会連絡会の大野和美会長は、駅や周辺が時代にマッチして発展していくことを「理想形」とし、「宿場町の伝統に甘んじることなく、新しいものも取り入れる努力をしていきたい」と訴えていた。
午後に行われた「お披露目イベント」には多くの区民が訪れた。内覧会に参加した区内在住の鈴木和泉さんは、こども家庭支援課のある2階に設けられた子どもを遊ばせるスペースに、「手続きの間に利用できる。ありがたい」、同じく今泉めぐみさんは「きれいで明るいし、駅のそばで使いやすそう」と話すなど、好評だった。
なお、新庁舎での業務は3月11日(月)・18日(月)に順次開始される。
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