「第13回全国高校生童話大賞」の「金の星賞(大賞)」に公文国際学園高等部1年の原尾勇貴さんの作品『シンフォニー』が選ばれ、このほど同コンクールのホームページで受賞作品の公開が始まった。
同コンクールは高校生の豊かな想像力や感性を童話という形で引き出そうと、童話作家・宮沢賢治が生まれ育った岩手県花巻市や富士大学などが主催。今回は全国から939の作品が集まった。
「実体験も交え、リアリティーに力を入れた」と原尾さんは話す。作品にも登場する星空は、昨年夏に同市を訪れた際、芝生に寝転んで眺めたもの。作品のキーとなる塔のモデルは、箱根の彫刻の森美術館にあるステンドグラスを施した塔だ。「以前から構想は持っていたが、旅行で見た星空が加わり作品となった」
昨年末に行われた表彰式では、地元の高校生による作品の朗読が行われ、涙を流す人の姿もあったという。「受賞は信じられなかったし、うれしかった。自分の作品で泣いてくれる人がいるのは、何か心に響いたものがあったからかもしれない」と原尾さん。4月には別のコンクールで選ばれた作品も書籍化されるそうだ。
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