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吉田町 (株)トビーズ 鈴木会長 「団結して危機克服を」 コロナ後の経済語る
現時点では収束の気配すら見えていない、世界に蔓延し猛威を振るう新型コロナウイルス。アメリカの大学院を卒業後、「IBM]に長年勤務し、米国内を飛び回っていた「株式会社トビーズ」(吉田町)の鈴木武道会長の目にはどう映るのか。話を聞いた。
早期の回復を期待
「先日、戸塚倫理法人会の会合で『コロナ後の日本は』を論じました。確かに大きな危機。しかし、私たち人類、日本人は必ず克服できる」。鈴木会長は穏やかな口調でこう語る。
鈴木会長によると、コロナ後の日本は、60万社の倒産、5・6%の失業率、マイナス30%のGDP成長率と数字的には厳しい予測がされているという。また、熟知する米国経済も日本以上の苦境に立たされると見る。しかし「業態の変化の加速、日常業務の無駄が大幅に排除されるなどするなかで、日本、世界経済は予想より早く底をつき、回復傾向に戻るのではないか」と語る。
課題はコロナ感染に備える医療体制の整備だ。「このもっとも重要な部分に関しては、国が統率力を持って安心・安全な医療を提供できるか否かにかかっている。注視したい」と力を込める。
400年にわたる伝統
鈴木会長がコロナを取り巻く社会状況に強い関心を抱くのは、先祖代々、400年も前から地元・戸塚に腰を据え、この地の変遷を見続けてきた「伝統」にその一端がある。東海道戸塚宿・江戸見附跡に位置する同社本社ビルは、祖先の綿屋吉左衛門が12代にわたって営んでいた旅籠『綿屋』(左下写真参照)の跡地だ。幕末には、幕府の命で外国人が宿泊できる場として栄えたという。「社会状況は、いい時も悪い時もある。私たちの一族はたまたま400年間以上にわたり、この地でその流転を目撃してきた。日本もそうだが、過去、世界は何度も悲惨な戦争、疫病の流行を乗り越えたきたはず。今度の感染病も同じだと、私は考えており、決して悲観していない」。その声には強い意志がうかがえる。
母親の願い形に
不動産売買・管理、土地の有効活用提案をはじめ、海外留学斡旋、海外転勤・移住を希望する人へ情報提供などを行う同社。1976年、鈴木会長の母親が同所でアパートの賃貸・管理会社「有限会社トビーズ・コーポレーション」を設立したのが始まりだ。「“トビー”は私の高校時代のニックネーム。会社を継いでほしいという母の願いから名付けられたと知ったとき、深い愛と祖先への敬意が沸いた」
その思いを受けて2012年に事業を継承。不動産売買や管理、コンサルタント業務まで幅広く携わってきた。「ロゴマークは伝統として受け継がれてきた家紋からデザインしたもの。この地で、地域社会の発展に寄与する決意を込めた」
留学事業にも力点
現在、不動産業と並行して尽力しているのが海外留学の斡旋事業だ。鈴木会長はもとより、3人の息子も留学経験者で米国在住者。留学生活が人生を実りあるものにする実感から取り組み始めたという。
主に中高生向けに、1週間から語学学校への留学や、観光やレジャーを通して英語に触れられる機会を設けている。これまでにアメリカ、カナダのスクールへ送り出す実績を持つ。この部門を受け持つ夫人の令子社長は「コロナ禍でいまは留学はなかなか難しいが、国際語といっていい、英語を習得するには留学体験が一番」と話す。
鈴木会長は「非常時に団結できるのが我々の強み。健康に留意しながら、精一杯頑張りましょう」と笑顔を見せた。
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