戸塚駅東口 車の流れ変え、渋滞減少 区の交通実験結果
朝夕の出勤・帰宅時に渋滞する戸塚駅東口の渋滞解消策を検討しようと、戸塚区役所が昨年11月に行った社会実験で、一定の効果があったことが区への取材で分かった。
実験は24日から3日間、午前7時から8時、暫定交通広場への駅方面からの車両の右折を禁止し、右折車を暫定的に設けた道路へ誘導、迂回させることでの車通りの変化を見た。
吉倉橋を起点にした駅前通りにおける車両の最長停滞距離に関して、実験期間中と期間外の平日を比較したところ、期間中の方が75m短かった。
また、「戸塚駅東口広場出口」と駅前通りを経由する「矢部町」バス停間のバス通過所要時間の平均に関しては、実験期間中と期間外の平日の同じ曜日で、戸塚駅から横浜駅方面に向かうバスでは期間中の方が17秒速かった。一方、戸塚駅方面に向かうバスでは、平日の同じ曜日で期間中の方が29秒遅くなった。これに関して区が委託した業者は、コーン設置による速度低下などを理由に挙げている。
区は結果に関して「ある程度効果が出た。車を流す道をどこかに作ることは渋滞解消への選択肢の一つ。アンダーパスができるなど今後の交通状況の変化を見ながら、今回の結果も参考にして検討したい」。
東口はバスターミナルに一般車両が進入できず、モディ横に同広場が設けられているが、車が広場を利用せずに駅前通りに停車。広場への右折待ち車両もあることで渋滞し、バスターミナルからバスが出られなくなることもあるという。
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