災ボラ研修 釜石に学ぶ 一人の犠牲者出さないために
年に1度の戸塚区災害ボランティアコーディネーターの研修が11月9日、戸塚区福祉保健活動拠点「フレンズ戸塚」で開催された。
大規模災害時に全国から駆け付けるボランティアを、必要としている場所や人につなげる拠点となる「災害ボランティアセンター」。戸塚区では「とつか災害救援活動ネットワーク」(以下、とつか災害ネット)がコーディネーターとして、全国から集まるボランティアと被災者を結びつける。
当日はとつか災害ネットのメンバー以外の区民も含む47人が受講。午前中は岩手県釜石市社会福祉協議会の前事務局長・矢浦一衛さんが、講義を行った。
昨年発生した東日本大震災時、津波による大被害を受けた釜石市。矢浦さんは当時の状況を振り返り、災害時に気を付けるポイントなどを伝えた。反省点として、74人いる職員のうち1人を亡くしてしまったことを挙げ、「ゼロは難しくても一人の犠牲者を出さないためにはどうしたら良いのか、常日ごろ考えなくてはいけない」と強調。「災害を身近なものとしてとらえて」と話していた。
受講者は午後には、災害ボランティアセンターのミニシミュレーションも体験し、研修は終了した。
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