神奈川県中学校バスケットボール新人大会の決勝戦が1月21日、横須賀アリーナで行われ、横浜市立戸塚中学校女子バスケットボール部=写真=が優勝した。県大会で同部の優勝は初。
区大会、ブロック大会、市大会を制し、各地区代表64校がしのぎを削る県大会へ。現チームとなった昨夏以降、公式戦負けなしという同部は、前評判通りの力を発揮し勝ち進み、決勝で川崎市立柿生中学校を52対33で退け、県の頂点に立った。部員は2年生8人、1年生9人の17人。顧問の足立洋介教諭によると、部員同士が自主的に声をかけ合い、力をつけてきたチームだという。
長身選手が不在という中、「走って攻守の切り替えを速く」という伝統を大切にしながら、相手とぶつかっても負けないよう、パワープレイの練習も繰り返した。「コートを広く使いパスを多用し攻めるなど、空間を使う新しい練習も取り入れた」
「(優勝という)素晴らしい結果に『おめでとう』と言ってあげたい」と部員をたたえ、目を細めた足立教諭だが、喜びに浸るのも束の間。同部は、夏の県大会、関東大会、さらに沖縄で行われる全国大会に向け、翌日から準備をスタートさせた。
足立教諭が「能力もスピードもあるキャプテン」と評価する野坂葵キャプテン(2年)は「初優勝だったので、決まった瞬間は思わず奇声を上げた。普段から皆にどんどん声をかけ、試合で一体となった戦いができるように心がけた」と今大会を振り返り、「夏も県大会で優勝して、全国へ行きたい」と次の目標に向け、力強く意気込みを語ってくれた。
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