神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2017年10月26日 エリアトップへ

NPOが横浜港で自然葬 普及する散骨

社会

公開:2017年10月26日

  • LINE
  • hatena
大黒ふ頭沖で花びらと遺灰を撒く参加者
大黒ふ頭沖で花びらと遺灰を撒く参加者

 供養のあり方が多様化する中、遺骨を粉末状にして海や山に撒く散骨が全国的に増えている。横浜港周辺でも頻繁に行われているようだ。

 先月下旬の午前11時、NPO法人葬送の自由をすすめる会(東京都千代田区)がチャーターした船が日本丸近くの船着き場を出航した。この日の合同の散骨に参加したのは5組14人。30分ほど波に揺られ、大黒ふ頭沖に到着すると、NPOメンバーの説明に従って花びらとともに水に溶ける袋に入った遺灰を海へ撒いた。散骨場所は漁場や観光客などに配慮して決めているという。

 参加者のひとり、町田市在住の70代の女性は、2007年に69歳で亡くなった夫の遺骨を供養した。遺骨は10年近くダイニングキッチンに置いていたという。「(夫の)80歳の誕生日を機に本人の希望もあって当たり前のことをしただけ。憂いはない」。県内で理科の教師をしていた夫は生前、「神奈川に骨をうずめたい」「どんな生き物も地球から生まれて地球に戻る」と話していたという。

 同会は「自然葬」の先駆け。1991年に相模灘で行った自然葬が国内で初めて。ピーク時には1万人以上の会員を集め、これまでに全国で自然葬を行ったのは4000人に上る。横浜でも度々実施している。

 同会のメンバーは「最近は散骨がビジネスになり、横浜港周辺でも増えている」と話す。海では届け出の必要がなく、散骨の普及に伴い、葬儀業者や船会社が独自に実施するケースも多い。「山などで骨の形がわかるまま散骨をする業者もいる。地域住民や自治体とトラブルになるケースもある。一定のルールが必要」と指摘する。

 同会は自然葬の実施だけでなく、国に対して自然葬の法制化を訴えている。「葬送の方法を選択できることを知ってほしい」と呼びかける。

平成横浜病院

横浜市の健診・検査

https://yokohamahp.jp/

<PR>

戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

5月2日

絵本で食品ロス削減訴え

泉区在住市村さん

絵本で食品ロス削減訴え

コンテストで優秀賞

5月2日

OTABISHO(おたびしょ)開業

みなとみらい

OTABISHO(おたびしょ)開業

能と狂言の紹介施設

5月2日

5作目上映会を開催

映画・奈緒ちゃんシリーズ

5作目上映会を開催

泉公会堂で5月11日

5月2日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook