横浜市戸塚スポーツセンター(上倉田町)の改修工事が7月1日から始まり、来年の3月31日まで全館休館となっている。
主な工事内容は体育室の天井脱落対策。そのほか猛暑対策として第1、第2体育室に空調機が新設されるほか、老朽化した配管、照明、内壁の修復工事なども行われる。
今回の工事は2014年に施行された「改正建築基準法施行令」に伴い実施される。11年3月に発生した東日本大震災で、ホールなどの多くの人が集まる建築物の天井が多数脱落したことを受けて定められた。この新基準に合うよう、横浜市は計画的に市内の施設の改修を行っている。
対象となるのは「吊り天井」と呼ばれる種類のうち、面積や重さが一定の基準以上のもの(特定天井)。吊り天井は天井裏に、空調や照明、換気などの設備や断熱・遮音・吸音材などを収容している。ショッピングモールや工場などの大規模空間を持つ施設をはじめ、多くの建物が採用。スポーツセンターでは第1、第2体育室がこの吊り天井で、今回の工事の対象となった。
近隣施設の利用呼びかけ
同館では、泉区など近隣の区のスポーツセンターや施設の利用を呼びかけている。今回の長期休館を受けて、有賀美由紀所長は「ご迷惑をおかけしますが、工事を行うことによって区民の皆様に安心して利用して頂ければ」と話す。
市は15年度からこの事業を開始している。対象となっている全102施設、138室のうち約2割の改修工事が現在完了しているという。戸塚区では他に戸塚公会堂や男女共同参画センター横浜、さくらプラザも対象となっているが、着工時期は未定。大正、踊場、上矢部、舞岡の各地区センターも対象であったが、改修工事は終了している。
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