「ただひとつのために生き ただひとつのために枯れてゆく 草よ そんなふうに生きても おまえは 誰も 傷つけなかった」
身体の自由が利かないなか、口にくわえた筆で詩と絵を書く、詩画作家の星野富弘さん。数多くの作品集が出版されているほか、群馬県みどり市には自身の美術館も開設されているなど、長年にわたり活動を継続している。
その星野さんの詩碑が舞岡公園内にあること、ご存じだろうか。設置されているのは、園内にある小谷戸の里のほど近く。星野作品に感銘を受けた市民団体の舞岡公園を育む会が、市に要望を重ね、星野さんの了解を得た上で1996年に設置したものだ。
全国に多数のファン
星野さんは1970年体育教諭になった後、クラブ活動の指導中に頸髄の損傷を起こし、手足の自由を失ってしまう。生きる希望を見失ったなか、口にくわえた筆で詩と絵を書き始める。深い悲しみを胸中に抱きながらも、
「生」を肯定する懐の深さを感じさせる温かい詩、道端に何気なく咲く花の美しさを的確に描写した絵に癒されるファンが全国各地に多くいることでも知られている。
原画など65点が並ぶ
その星野さんの「花の詩画展」が10月24日(木)から11月3日(日)までさくらプラザで行われる。午前10時〜午後6時。入場料500円(当日)、障害者手帳所持者と同伴者1人は無料。期間中は原画を含む65作品が展示される。
問合せは事務局【携帯電話】080・1220・1465。
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