｢子どもにプールの楽しさを教えたい｣と松田さん
東急スポーツオアシス戸塚店で週３日、キッズのスイミングインストラクターとして働く松田志保さん（29）は、フィンスイミング競技で13種目もの日本記録を保持するフィンスイマーだ。
フィンスイミングは足ヒレを装着して水中を進む競技。片足ずつフィンをつけるビーフィンと、両足で1枚のフィンを履くモノフィンがあり、松田さんは両種目の世界選手権などで日本代表として活躍している。
小学３年から水泳を始め、競泳で記録を出してきた松田さんが、フィンスイミングと出合ったのは大阪体育大学３年の時。当時から日本記録保持者だった谷川哲朗さんがモノフィンで泳ぐそのスピードに魅了された。「日本代表になりたい」との思いで大学卒業後、谷川さんの所属するチームに入り、２年目で日本代表に選ばれた。
今年から来年に延期された世界選手権で結果を出すことが目標。遠征費などは自腹で、資金や練習場所の確保に苦労することもあるが「常に自己ベスト更新を目指し、競技を知ってもらえたら」と意気込みを語った。
モノフィンで飛び込む松田さん
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