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世界最先端の植物科学研究を戸塚・舞岡から発信し続ける
近代遺伝学の創始者の一人である木原均博士の名前を冠した「横浜市立大学木原生物学研究所」。26年前、豊かな自然あふれる舞岡リサーチパークに建設され、最先端の植物科学研究拠点として、世界や地域が抱える課題解決に向け研究を重ねる。地域に開かれた施設として、施設公開や近隣小中学校の授業協力など、様々な地域貢献活動を行っている。
創設者の木原均博士(1893〜1986)は、ゲノムの概念を定義し、コムギの祖先種を明らかにした植物遺伝学者だ。研究所は1942年京都で創立し、57年に現在こども植物園がある南区六ッ川に移設。84年に横浜市立大学附置研究所として再発足し、95年に戸塚区舞岡町の地に新たなキャンパスを構えた。
現在4つの研究部門があり、植物の遺伝資源を有効活用する研究、それぞれのゲノム情報をもとに食糧問題など実社会に役立つ研究などを行う。これらは世界的に権威ある学術雑誌に多く掲載され、高く評価される。
敷地内には、実験用の植物を育てる圃場(畑)や温室などが整備され、博士の功績を示す資料や遺品を展示する「木原記念室」は一般公開している。2010年には天皇皇后両陛下が訪問され、研究所入口には記念碑が建てられている。
地域の学びに還元
夏休み期間に開催する「一日施設公開」は例年500人以上が訪れる人気行事だ。昨年はコロナ禍で中止した代わりに、オンラインで家でも体験できる「バーチャルオープンキャンパス」を開設。動画で研究所や研究部門の紹介を配信している。また近隣小学校の総合学習への協力をはじめ、小中学生を対象に学生が科学実験教室なども行う。実験を担当する学生は「講座を通じて最先端の研究を身近に感じ、植物への学びを楽しめる子どもたちが増え、地元の誇りにつながれば」と期待を込める。
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