米の貿易センターで展示区内在住の写真家 坂本さんの作品
戸塚区内在住の写真家・坂本貴光さん（41）の作品が、５月末までニューヨークの世界貿易センター内で開催されている「ＡＤアートショー」で展示中だ。
広告と芸術の両方兼ね備えた、写真や絵画、彫刻などの作品を紹介するこのアートショー。米国テレビ局のプロデューサーなどからなる評議員が世界の作家１３０人を選出、作品を紹介している。同国では知名度の高い催しだ。
５回連続で選ばれている坂本さん。今回は４作品を出品。そのうちの１つが「ＴＳＵＢＡＫＩ」だ。自宅の庭に奇麗に咲いていた椿の花を数輪を摘み、スタジオで撮影。デジタル処理で金箔をかぶせ、濃紺色の花と対比させ、幻想的な雰囲気を作り出してる。
坂本さんは「アメリカで開かれることから、このアートショーでは、日本的な題材をどのように生かすかでポイントとなる。世界中に猛威を奮い続ける、新型コロナでアメリカ人を含め多くの方が命を落とされた。この作品で少しでも癒し、鎮魂を与えられたらと願っている」と話す。
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