全国で6人しかいない一級鉱物鑑定士で、その知識をもとに区内で地学に関する講座などを行う寺島靖夫さん(上柏尾町在住)に、地震の予兆や予報があった際に取るべき行動について聞いた。
予兆があったら警戒を
「地震は台風と違い、予想は難しい。しかし、過去の記録から地震が起こる前には予兆がある」と語る。「夜中に空が光った」「ナマズが騒ぐと地震が起きる」などの話は過去の記録に残されているという。「もちろん、これらの事柄が起こったからと言って、必ず地震が起こるとは限らないが、このような現象があった場合には注意して生活するに越したことはないでしょう」
予報時は安全と水の確保
さらに注意が必要なのは、予報(緊急地震速報)がなった直後の行動だ。水が止まることを想定し、風呂桶やペットボトルに貯めておくと後々使えるという。また、予報の後には小さな縦揺れが起こり、直後に大きな横揺れが起こる。この間わずか数十秒だが、屋外にいる時は建物から距離を取り、屋内では戸棚から離れ机の下に潜るといった身の安全を確保することが最も重要。
「縦揺れの波のほうが横揺れの波よりも早く伝わるため、東日本大震災の際もまず、縦揺れが起こり、その後大きな横揺れが起きました。緊急地震速報のアラートが鳴り、揺れを感じた場合は焦らず冷静に行動を」
寺島さんが講師を務める講座の最新情報などはとつか区民活動センターのホームページなどで確認を。
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